2025/09/10 00:27

さて、初めてBASE内でブログを書いています。


noteとの使い分けをどうしよかと思いつつ、こちらではやっぱり商品の企画背景や生産過程について、ゆっくり書いていこうかなと思います。

今回はタイトルの通り、25SSリリースの「リネンシャツ」

INDIGO CLASSICとして初のシャツ。

2021年にTシャツをリリースして、2024年にニットをリリース、そして、個人的にずっとやりたかったシャツ。

シャツはシンプルが故に奥が深すぎて、今までそう簡単に手が出せなくて、企画前にまず自分の理想に近いシャツ探しから始めました。

INDIGO CLASSICからシャツをリリースするとしたら、¥40,000~50,000あたりになることは容易にイメージができていたので、

まずはその価格レンジのシャツを自分で購入してみて、どんな体験を得られるか、どんな気持ちになるのか、どんな着方をするのか、

その内面的な部分から調査しました。

結論、最高の体験と所有感、そして着用頻度の高さを実感して、

「INDIGO CLASSICらしさのあるシャツってなんだろう?」

と企画を考えました。

まず、大前提として、何パターンも作らず、本気の1パターンで行こうと決めていました。

その次が、素材は何にしようか。

オールシーズン気持ち良く着れる素材って「リネン」しかない上、個人的に本当に大好きな素材でもあり、

正直、そんなに迷うことなく即決でした。

パターンと素材が決まれば、そこからは製品染めにすることを決め、1stサンプルアップ。

僕たちはいつも新商品を作る時は2〜3rdまでサンプルを詰めます。

ただ、これ以上作ると採算が合わなくなってくるので、できる限り3rdサンプルまでで仕上げることを意識しています。

1stサンプルの面構えを見た時には、「これはいける!色は絶対淡色一択」と直感的に決めました。

さあ、サンプルも決まり、量産依頼をかけ、4月リリースと思っていたら、思うように進行せず、3ヶ月足踏みをし、

ようやく7月リリース。

INDIGO CLASSICが寄り添う未来

僕が大事にしていることは常にお客様に絶対に喜んでもらえることをすること。

だからこそ、自分でまずはこのシャツと同等の金額の商品を購入するところから始めます。

学生時代から僕は洋服にはそれなりにお金を使ってきました。

昔から「センスが良い」と言われてきましたが、それは経験から裏打ちされたもので天才肌とかではありません。

今、藍染という日本人が「日本の工芸」だと認識しつつも、自分たちの生活にどう落とし込んで良いか分からず、
その良さを知らないまま「これ日本ぽくて良いでしょ!」と海外人に押し付けている。ダメでしょ。

だからこそ、僕たちは伝統を日常に、「藍染らしくない藍染」を届けたいんです。

INDIGO CLASSICのプロダクトはあなたの日本での暮らしに馴染むように設計しています。

まずはこのリネンシャツから。